公開座談会「AYA世代患者と家族のギャップ」
家族だから言えないこと、あるよね!
AYA世代でがんになると、患者本人とご家族のコミュニケーションがうまくいかないこともしばしば。家族といっても親、きょうだい、パートナー、こども・・・様々な立場の人がいます。
どんなことがコミュニケーションの問題になるのか、すれ違いはなぜ起こるのか!?この座談会では“家族”に焦点をあてました。AYAがん患者本人、ご家族の思いを聞いてきた患者会ファシリテーターの方々と、患者会が関われる可能性を共に考えてみませんか?
講演者
AYA世代甲状腺がん経験者。がん看護専門看護師。2012年に甲状腺がんとなり甲状腺全摘術、両側リンパ節郭清術(手術計3回)、放射線内照射療法を2回行なう。現在はホルモン補充療法を行ないながら経過観察している。治療中に地元でAYA世代の仲間と繋がることが出来なかったことをきっかけに2020年富山AYA世代がん患者会設立。現在は医療・社会両面からAYA世代のがんに関する支援を行なっている。
慢性骨髄白血病サバイバー。2000年9月 造血幹細胞移植実施。2002年2月から2022年9月までグリベックを服用し、現在まで寛解を維持。2004年から慶應義塾大学病院血液内科の患者会活動に参加。2015年から同血液内科のAYA患者会STEPの活動を行っている。現在はローズマリーと共に2つの患者会の世話人を担当している。2012年10月から日興アセットマネジメント株式会社 グローバル人事企画部にて勤務。
司会者
16歳で甲状腺がん、25歳で悪性リンパ腫を発症し若いうちに二度もがんになるのは珍しいと2002年に『へこんでも―25歳ナツコの明るいがん闘病記―』を新潮社から出版。 そのことをきっかけに患者経験を生かした講演や患者会活動などをしている。若年がん患者会ローズマリー世話人代表、横浜市立大学附属市民総合医療センター院内患者会「勇希の会」アドバイザー兼世話人。