血液がん治療のいろは
血液がんの基礎知識
伊豆津 宏二
白血病、リンパ腫、骨髄腫などの血液がんがどのような病気か、血液がんに対して使われる化学療法、分子標的薬、抗体薬、造血幹細胞移植、CAR-T・・・などの治療がどのようなものか、など基礎からお話します。
最適な治療とは?
内田 直之
予想外の病名が判明し、次は治療方針を決めなければなりません。氾濫する情報から最適な方針をどうやって決めていくかを考えます。
看護師が教える血液がんとの上手な付き合い方
犬童 千恵子
血液がんの治療はどんどん進化し、長期サバイバーが増えています。一方で、治療中だけではなく、治療後も病気になる前の自分の姿に戻るまで、身体、心、環境、人間関係などの変化に悩んでいる方を看護師として多くみてきました。血液がんになったら、抱えやすい悩みや対処方法についてお伝えします。
講演者
東京大学医学部附属病院、NTT東日本関東病院、虎の門病院を経て、2017年より国立がん研究センター中央病院・血液腫瘍科で血液がんの治療を担当しています。リンパ腫、慢性リンパ性白血病をはじめとして様々な造血器腫瘍に対する標準治療の提供とともに治療開発を行っています。
山口県生まれ。九州大学、浜の町病院、愛媛大学を経て、2005年に虎の門病院血液内科に赴任しました。血液疾患治療全般を行っていますが、白血病、骨髄異形成症候群に対する同種移植、特に臍帯血移植の開発に力を注いでいます。
虎の門病院の病棟担当次長として勤務しています。主任や師長として長く血液内科病棟で勤務した経験を活かし、看護管理者でありながら、血液がんの看護をサブスペシャリティとして院内の移植後長期フォローアップ外来の運営や造血幹細胞移植拠点病院事業の活動に携わっています。