移植と感染症
~彼を知り、己を知る~
11月 14日(火)~ 11月 19日(日)00:00−00:00 オンデマンド配信会場
造血幹細胞移植後は免疫力が低下し、さまざまな感染症を発症する可能性があります。「敵(彼)」、すなわち細菌、ウイルスなどの病原微生物の特徴をよく理解して、そして「己」、すなわち自分自身の免疫状態を把握し、必要な予防対策を考えていくことが重要です。この講演では基礎知識から実践的な対策までまとめて紹介したいと思います。
講演者
神田 善伸 (
かんだ よしのぶ )
自治医科大学
血液科
白血病、リンパ腫、骨髄腫を中心とした造血器腫瘍や、その他の再生不良性貧血などの血液疾患に対して、化学療法、免疫抑制療法、造血幹細胞移植、CAR-T療法などの治療を行っています。若年患者さんの妊孕性の温存など、QOL(生活の質)についても配慮した治療を心がけています。客観的な情報に加えて、患者さんご本人あるいはご家族の人生観、家族構成なども加味して、ご本人にもっとも適した治療法を考えていきましょう。